割れた窓は即対処しよう。放置しておくと、一切いいことない。
割れ窓理論をご存じでしょうか。
引用します。
割れ窓理論(われまどりろん、英: Broken Windows Theory)とは、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がある。ブロークン・ウィンドウ理論、壊れ窓理論ともいう。
この引用だけで理解できたら頭いいです。
具体例で説明します。
よく空き地に、大量のゴミが堆積してるところを見かけませんか。
あれ、割れ窓理論の最終結果、なれの果てです。
どうやったら、あのようになるのでしょうか。
最初は、何気ないゴミのポイ捨てから始まります。
- 最初の人が、たばこの吸い殻を捨てました。
- 次の人は、お酒の缶を捨てます。
- その次の人は、食べ終わったお弁当殻が入ったコンビニ袋を、丸ごと捨てます。
- その〃次の人は、強風でおちょこになった、ビニール傘を捨てます。
- その〃〃次の人は、パンクした自転車です。もう古かったので見切りを付けました。
- その〃〃〃次の人は、なんとわざわざ夜中に、粗大ゴミとである大きな本棚を捨てちゃいました。
これです。
これが割れ窓理論です。
恐いですよね。
誰も注意を払わず、何気なくゴミが捨てられていく。
たばこのポイ捨てから始まり、やがて積み重なって本棚まで捨てられ、一大廃棄所が完成する。
要は、すぐ対処すればいいことを、放置し続けることで、
対処することが増え、最後には手に負えなくなるということです。
上の例ではたばこ、缶、コンビニ袋レベルで対処しておけば、本棚までいかなかったはずです。
放置することの弊害がお分かりでしょうか。
話は変わります。
引きこもりの人は、典型的に、割れ窓理論にハマっています。
最初の何気ないたった1日の引きこもりが、そのうちン十年と積み重なるのです。
引きこもりも、傷が浅い数ヶ月のうちに対処しておけば、社会復帰できたでしょう。
ン十年の引きこもりスペシャリストとなると、第三者が介入しない限り解決できないでしょう。
話を元に戻します。
続いて、対応策です。
これは至ってシンプル。
上にも書きましたが、傷の浅いうちに手を打つ、です。
よく、町内会や学校行事で、ゴミ拾いとかしますよね。あれです。
一大廃棄所に進展する前に、ゴミを撤去する。
自分の部屋でも、長年放置し続けている物とかありますよね。
あれに手を打つ。これ以上割れ窓が増える前にやる、です。
この時、一気にやらない方がいいでしょう。
一気にやるとすごく疲労し、次やる時のモチベーションが損なわれる。
それでは一時の対症療法で終わってしまう。
継続してやるように、行動を仕向けるのが賢いやり方です。
ここで、4Sを利用します。
4Sの詳細は、こちらの記事を読んでください。
4Sに従って、徐々に割れ窓を除去していきましょう。
とにかく、自分の割れ窓を放置してはいけない。
まず、何が自分にとっての割れ窓なのか、認識する必要があります。
例えば、
- 部屋の片付け、粗大ゴミ出し、不要な物の転売、パソコンのデータ整理など
です。
割れ窓は、物理的な物だけとは限らないです。
先延ばししている事も同様、割れ窓といえます。
- 仕事、勉強、運動、禁煙、禁酒、ダイエットなど
繰り返します。
自分の割れ窓が認識できたら、傷の浅いうちに即対処する。
その際、4Sの力を借りる。
割れ窓の放置が無くなってきたら、今度は逆に豊かになる物事を取り入れる
ことができます。
これは別の記事で紹介する予定です。お楽しみに。
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