家族に罵倒されてキレるのはカンタンだ。冷静に対処しよう。

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娘の高校へ提出する書類に、コピーを添付するため、マイナンバーの通知カードが必要になった。
見つからない。
捨ててしまった可能性が高い。
正確には、本棚にあった未整理かつ大量の封筒やハガキを、田舎に持っていき、焚き火にくべてしまったのだ。

素直に白状したら、妻と娘の進撃が始まった。

妻:なんでもかんでも捨てればいいってもんじゃないでしょ。
娘:サイテー。
妻:去年来た年賀状もすべて捨てちゃったし、今年どうやって年賀状出すつもり?
娘:マジか。信じられないわ。

となり、防戦一方。
ここで、僕がキレるのはカンタンです。
深呼吸してから、次のように言葉を発した。

僕:とりあえず、マイナンバーの通知カードが無くても、手続きできるはずだから。
妻:住民票を取りに行くしかない。なんでもかんでも捨ててしまうパパが問題です。
娘:そーだ、そーだ。責任取れ。

鬼の首を取ったような野党の追及が、ここで再現された。

一応、僕の言い分を書く。

  • 捨てられて困るのであれば、しっかり管理すべきだ。
  • いつ使うか分からないから、とりあえず取っておく、はイヤだ。
  • 紙なんて不要だ。代替手段すらないんだったら、その事をあきらめるべきだ。

問題は、僕が選別にせずに、なんでもかんでも捨てたことだと、妻は主張する。
そうなのだろうか。これは原因論の考え方だ。

大事なのは、その後の行動である。ダメコンであり、リカバリである。
過去に起こってしまった事実を追及して、その人を攻めて問題が解決するのか。
僕は目的論で考えたい。

松下幸之助さんは、人に押されて海に落ちたが、すぐに救出された。
また、別の日、車に引かれて線路に飛ばされ、電車に跳ねられそうなった。ところが、電車がとまって、助かった。
両日とも、命に別状なし。
この時、一切加害者を攻めず、私は運がいいと言った。それだけ。
さすが、経営の神様。

というわけで、今回の出来事だが、最初はアタマにキてたけど、冷静に対応できたことでホッとしている。

対応策は次のとおり。

まず、この感情荒れまくる現場から逃げた。
そそくさと、会社に行ってしまった。

次に、これは僕の行動を否定されたのであって、僕の人格を否定されたのではない、とした。
冷静になれた。アドラー心理学である。

僕の課題は行動を改善することだ。なんでもかんでも捨てなければよい。
相応に捨てればよいのだ。万が一、大事なものを捨ててしまったら謝ろう。

家族にギャーギャー言われても、柳に風でクールにかわすのだ。
物事を、冷静に合理的に対処できる習慣を身につけるのは、困難かもしれない。
だが、チャレンジする価値はある。
日々、少しずつ、実践するのがいい。