「働く意味」がわからない君へ を読んだ。人生の意味、決断すること、現実、悩み苦しむ、孤独、幸福、お金について
「働く意味」がわからない君へ を読んだ。
衝撃的な内容だったので、紹介する。
ロゴセラピー
ロゴセラピーとは心理療法である。
「夜と霧」の作者として有名な、精神科医であるフランクルが考えた。
それは、生きる意味を見つめ直し、再発見する理論と方法とのこと。
他の心理療法
心理療法は、人間の根本的な欲求が、どれかにより別れます。
- それは快楽であると提唱 フロイト
- それは力であると提唱 アドラー
- それは意味である提唱 フランクル
しかもフランクルは、
快楽を追及したり、力を追及したりしている人は、意味を満たせないからこそ、心のむなしさを埋めるためにそうしているにすぎない。
とのこと。
この考え方が強烈です。
力こそ全てのアドラーを信じていた人たちは、ここで立ち止まって、考えざるえないでしょう。
人生に意味はあるのか
この本では、人生に意味を見い出せない、働くことに意味を見い出せないという方が多く登場します。で、先生が答えます。
フランクルは人生に意味があると。
アドラーは人生に意味はない。その意味づけは、あなたがする、だった。
フランクルとアドラーでは、180度意見が別れています。
なぜ、どうしてとなると、両先生は答えてくれません。根拠がない。先生たちがそう考えたからということでしょう。
更にフランクルは、
人生の意味は、私たちの思いを超えて、すでに存在しています。自分で勝手に創り出せるものではありません。発見するものだ。
と言う。
人生の意味付けは決まっていて、発見すればいいのか。
で、肝心の発見方法が書いてなかった。
うーん、なかなか、納得できないですね。
働き過ぎで疲れMAX
次の質問です。
毎日残業続きで、人生に疲れましたと。どうしたいいんですかと。
答は、
自分自身に目を向けるな。立ち止まるな。
なぜなら、私たちの人生には意味が与えられ、果たすべき使命が課されているからだ。
それに気づけば、疲れを乗り越えられる。
と。
抽象的で、これまた、どう判断すればいいんか。
こりゃそうとうタフじゃないと、乗り越えられないな。
決断を避けることができない存在
これ、人のことです。
それは違う。周りに流されていると思う人もいるでしょう。それは、周りに流されていることをあなたが決断しているのだ、とバッサリ書かれています。
これは、アドラーの目的論と合致します。
納得できますね。
更に強烈なのは、
特に苦しい状況やつらい状況に置かれたときに、それに対してどのような態度をとるのか
それに屈してしまうのか、それとも、その困難な状況に対して勇敢に立ち向かっていくのか
それを私たちは日々、一瞬一瞬選び取っている
だそうです。
手厳しいです、マジで。
要は、人生はやらされているのではなく、自分で主体的にやっているのだと。
例え、人に命令されて、イヤイヤやっていたとしても、それを選んでいるのはあなただと。
全ての責任は自分にあると。
こりゃ逃げられないな。
人生から問われている
これまた、理解が難しい。
人間は人生を問う前に、人生から問われている存在である。
とのこと。
人生って誰?神か?
しかも、人生の意味を問うこと自体、傲慢な行為であると。
人間が最初から人生に意味があるとかないとかいうことを、自分で決めることができるように思っているのは、誤解であり、ずうずうしいことである。
うーん。
だから、発見するのか。
やっぱり、人生とは神のことなのかな。
自己離脱
予想外なことが起きると対処不能です、に対して回答あり。
自分から離れて、自分を見つめることができれば、危機的な状況の中で想像以上の力を発揮でいるはずです。
そうした危機的自体においては、「自己離脱」という精神作用がいわば自ずと発動し始めるのです。
冷静になれってことかな。
本当に追い込まれたときに、なぜかふと、自分で自分自身をながめて、思わず笑ってしまうことがあります。
とも、書かれている。
なんとなく、思い当たる節があります。
一旦、自分から離れて、俯瞰すればよい。焦るなと。これは分かりますね。
ヤヴァイときに焦っても、更なる混乱をまねくだけですもんね。深呼吸しろといいますし。
現実を直視する
事実の前で目を閉じても、事実それ自体を取り除くことにならない。
不幸に対して身を背けたり、自らを麻痺させたりする人間は何らの問題も解決することができず、不幸を世界から排除することはできない。
理解できます。
現実逃避しても無駄であると。
事実を事実として直視する。そこから、どうやって問題解決するのかと。
これは、アドラーとも合致。
自分自身を全く変えず、周りの環境だけを変えても何も変わらないと。
分かります。でも、自分を変えるの、難しいんですよね。だから、悩んでしまう。
悩み、苦しむ価値
毎日悶々と悩んでしまっていることってありませんか。
それ、救われます。
何か正面から悩み苦しみぬくことには、大きな価値があります。苦悩は、一つの業績です。人生を意味の豊かなものにしてくれるのです。
悩んでも無駄だと思ってた。人はどうせ死ぬんだし。
人間は、悩み苦しむべきことから逃げずに、それを正面から引き受けて悩み苦しみぬいたとき、ほかの何にも代えがたいことを達成しています。
ほへー。
前章の「現実を直視する」とも重なりますね。
納得です。
悩むことは悪くないのか。むしろ、業績だと。
悩んで、苦しんでいる人は救われますね。
殺伐とした状況を打開する
ずばり、ユーモアだそうです。
ピンときませんね。
笑い飛ばせということらしいです。
殺伐とした雰囲気の職場で、ジョークを言ったら、殺されそうですが。
たとえ周囲がギスギスしていたとしても、自分がその状況を笑い飛ばすことで、まず自分自身を救うことができます。
ユーモアによってひどい状況を笑い飛ばして自分自身を救うことができたならば、そのユーモアは同時に、その場にいる多くの人を救う力も持ちうるはずです。
これ、政治や、官僚の世界では通じないような気が。
まっ、心の中で、笑うぐらいに留めておくのがいいのかな。
笑いの力か。知っておいて損ないな。
限界突破せよ
もう限界です。なんどかピンチは乗り越えました。だけど、今回は絶対絶命です。の回答は以下のとおり。
人間は「自分を超えていく存在」です。自分で勝手に限界を設けると、自分の可能性を閉ざしてしまいます。絶対絶命と思える状況こそ、大きな「成長のチャンス」であることを忘れないでください。
マジか。
普通逃げるのに。
「自己超越」するチャンスだ。逃すなと。
逃げずに真正面から取り組んで、結果、廃人になったらどうするんだろう。
まっ、引き際に関しては書いてありませんでした。
自己責任でチャンスと捉えて進撃するのか、逃げるのか程度に考えますか。
孤独の効用
一人ぼっちはいいことらしい。
これは目から鱗です。
孤独な時間を持つ必要があります。孤独において、人は自分自身に目覚めることができるからです。また、孤独なしには、他者と真の出会いも不可能です。
真の出会いが引っ掛かる。なんのことだ?
自分自身と深く対話するとき、実はその対話は同時に「自分を超えた何ものかとの対話」であったことに思い至るのです。
神のことか、やっぱり。
ちょっと宗教入ってるな。
つらい状況に立ち向かっているときにこそ、人は、ふとした瞬間に、実は多くの人々に支えられていることに気づくことがあるはずです。
なるほど。
孤独な時間、自分との対話、そして、多くの人々に支えられている自分に気づくとなるのか。
だから、孤独が必要か。納得だな。
人をうらやむ
これ無駄だそうです。
何も解決しない。
確かに愚痴言っても何も変わらないですね。時間の浪費です。
そんなことを考えているヒマがあるなら、一度きりの人生に集中しろと。
自分のミッションをこなせと書いてある。
はい、そうします。
とにかく何かを目指す
何も目指すものがない、緊張感のない生活は、心を病む原因になります。心の健康を保つためにピリッとした緊張感を持つことが必要です。
ダラダラしてるヤヴァイと。
引きこもったり、無気力な生活に陥らないためには、「自分は何かに向かって生きている」というピリリとした緊張感を持って日々を生きることが不可欠です。
不可欠ですか。ダラケきってるとアウトなのかな。
多くの人は緊張が足りないために、あるべきストレスがなくゆるんだ生活をしすぎているために精神的な不調に陥っている。
マジか。
ストレスレスはいいことばかりじゃないのか。
適度な緊張感を持って事に当たれと。了解しました。
幸福を手に入れる
人生の目標にはならない。
あくまでも結果。
副産物である。
目標として、追及すればするほど、遠のく。
今すべきことをすれば、いずれ幸福も手に入るとのこと。
とにかく、目の前の課題を、対応するしかないワケだ。
なんとなく分かりますね。
お金を手に入れる
お金は手段。
どう使うかである。
金銭を所有している人々の大部分は、実は金銭によって所有され、金銭を増やそうとする衝動に駆り立てられ、
かくして金銭の意味を無にしているのである。
なんか、難しいですね。
いいんだか、悪いんだか。
金銭の奴隷となり、金銭によって支配される人生しか送れなくなってしまう。
お金設けが人生の目標になる。
これは誤りであると。
これは理解が難しいなぁ。
普通、金儲けしますよね。だって、お金ないと生活できないし、贅沢できない。
お金に固執してはいけないということかな。
距離を置けと。やるべきことやれと。
まとめ
興味のあるところを中心に読んでいただけると幸いです。
それで気づく。あなたの行動が変わる。
この記事も役に立ったと。
素晴らしいですね。
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