本「ムードエレベーター」を読んだ。感情をコントロール可能にする!
ムードエレベーターって、ご存知でしょうか。
なんと、感情を可視化し、かつコントロールするツールだそうです。
ボクは、こちらで知りました。
せっかくですから、このムードエレベーターを活用し、よりよい人生を送りたい…です。
ムードエレベーターとは
感情のアップダウンを「ムードエレベーターに乗っている」と表現しています。ムードエレベーターは人生の一瞬一瞬をどのように感じるかを示しています。私たちがさまざまな感情の間を行ったり来たりするように、ムードエレベーターは私たちの上層階や下層階へと運んでいくのです。感情は日々の難題にうまく対応できるかだけでなく、人生の質を決定する重要な役割を果たしています。
ムードエレベーター 感情コントロールの新常識より
ムードエレベーターとは、感情のアップダウンを表すもので、いくつかの階層に分かれています。
ムードエレベーターの上層階に居れば、感情がポジティブな状態で、人生が楽しいし、幸せ。
逆に、下層階に居れば、感情がネガティブな状態で、人生がつまらないし、不幸。
至極単純で、わかりやすいですね。
ムードエレベーターの階層図
ムードエレベーターの階層図、引用します。
まず、我々が目指す階層は、中央である
- 好奇心があり興味を持っている
です!
この心理状態であれば、とりあえず健全と言えます。
あわよくば
- ユーモアのセンスにあふれている
に到達したい…。
なお、以下の階層は、かんたんにイけちゃいますので、メタ認知を使って、自ら気がつくようにします。
- いら立ちを覚え悩みを抱えている
- 批判的で人を非難している
できれば、ムードエレベーターの「好奇心があり興味を持っている」階層以上に、自分の感情を持っていくようにします。
メタ認知については、こちら。
感情をコントロールする!
本書の主な目的は、ムードエレベーターの上層階で過ごす時間を増やし、また、下層階にいる時間とその場合のネガティブな影響を減らすテクニックをあなたに伝授することです。
ムードエレベーター 感情のコントロールの新常識より
そりゃ、人生、できるだけ楽しく過ごしたいですよね!
苦しかったり、つまらなかったりしたら、死にたくなったり、生きている意味ないんじゃね、とか考えてしまう…。
ムードエレベーターの下層階に居たら、テクニックを使ってすばやく脱出します。
逆に、上層階に居るならば、長居すればいいです。
下層階は不健全な常態
ムードエレベーターの下層階は、不健全な常態です。
ですから、ここに長居していると、ろくなことがありません。
ぶっちゃけ、寿命が縮まります。
ムードエレベーターはまさに「感情のバロメーター」…感情の浮き沈みを表す高感度の精密機器…といえるでしょう。そのため、自分の状態について知りたければ、感情を指針とすればいいのです。感情を見ることで自分の考えについての信頼性と、その考えが自分と周囲の人に及ぼす影響を知るための重要なヒントが得られるでしょう。
あなたが不健全な常態に陥った際に抱えるかもしれない感情を認識しているか、確認してみましょう。
ムードエレベーター 感情コントロールの新常識より
・焦り
・悲観
・いら立ち
・怒り
・不安
・心配
・度を超えた熱意
・批判的な態度
・自信喪失
・自分に価値がないという思い込み
・欠乏感
・正しくあるべきという思い
・理屈っぽさ
・自己中心的
・絶縁
・避難や言い訳
・過ちを認めない姿勢
上記のようなことに心当たりがある場合、あなたは不健全な常態になっています。
「度を超えた熱意」って、やっぱりダメだったんですね…そりゃ、仕事や勉強でも、ゲームや遊びと同じく、やり過ぎは完全にアウトです。
また、他人に熱意を持つと、ストーカーですしね…。
話を元に戻します。
我がムードエレベーターが、下層階に留まっている…。
まずは、これに気づく必要があります!
あ…今…オレ、下層階の住人になってる…、と気づく。
そして、「ちょっと、ヤバくね…。」とつぶやく。
さらに、上層階に戻るべく、行動を起こします。
テクニックを駆使し、今居る下層階から脱出するのです。
まず、自分が、ムードエレベーターの下層階に留まっていることに気づく必要があります。気づいたら、「ちょっと、ヤバくね…。」とつぶやき、上層階に戻るべく行動を起こします。
下層階から上層階へ
ムードエレベーターの下層階から上層階へ昇るテクニックは、以下のとおりです。
- 好奇心を持つ
- パターン介入する
- 宥和的選択をする
好奇心を持つ
予想できなかったり、分かりにくかったり、不快だったり、大きな混乱が生じたり、苦痛だったりする出来事が起こったら…あなたは、その直後に生じる感情的な衝動に素直に従い、批判的になり、ムードエレベーターの下層階へと向かっていくことも可能です。その一方、あなたは深呼吸をして、ネガティブで感情的な反応から一歩離れた上で、好奇心を持つという選択できるのです。以下の質問を自分に投げかけてみましょう。
ムードエレベーター 感情コントロールの新常識より
・この驚くべき、心をかき乱す出来事の裏にある根本的な原因は何だろう?
・非常に理解し難いこの行動パターンは、何が引き起こしているのか?
・この普段とは異なるん出来事から、私は何を学べるのだろう?
・この一見ネガティブな出来事を、どうポジティブに解釈しようか?
・私が成長するために、または変わるためにどうすればいいのか?
何かイヤなことがあったりしたら、好奇心を持って、今の状況を冷静に分析する、です。
そうすれば、少なくとも、ギリギリ上層階である「好奇心があり興味を持っている」に行けます。
好奇心を持つことで、下層階から脱出できるのです。
パターン介入する
ムードを操る上で独り言を活用してきました。先に述べましたが、私は心配性が生み出す感情と考えが、頭の中で堂々巡りすること(私は「心の渦」と呼んでいます)で現れる不安を認識しています。そのため今では、考えが堂々巡りとなり、非生産的で暗いムードが広がり始めると、すぐに気楽な感じで「また始まった!」と独り言をつぶやくようにしています。
ムードエレベーター 感情コントロールの新常識より
これ、いいですね。
絶賛下層階でさまよっている時、パターン介入として、独り言をつぶやくと。
ちょっと、独り言、考えてみました!
「 Oh, my alert! 」(コロナ禍な現代に合わせて)
「取るに足らぬ小事です。」(キングダム 昌平君 風)
みなさんも、パターン介入な独り言、考えてみたらいかがでしょうか?
これで、下層階から上層階に戻れるなら、お手軽ですよね。
これまで示してきたように、実行可能なパターン介入の方法は無限に存在します。散歩をしたり、トレーニングをしたり、音楽を聴いたり、友人や子供の手助けをしたり、本を読んだり、慈善的なボランティアをしたり、シャワーを浴びたり、湯船に浸かったり、マッサージを受けたり、昼寝をしたり、じっと夕日を眺めたり…こうしたパターン介入のいずれを選択するにせよ、ハイレベルな考え方に変化させることが可能です。
ムードエレベーター 感情コントロールの新常識より
ちょっとした現実逃避ですね…。
あまり多様してると、本来の目標や目的を見失いそうですが…。
下層階の荒れた気分でいるよりは全然マシみたいですけど。
宥和的選択を行う
宥和的選択とは、「問題が何ひとつなく、あらゆることが素晴らしい!」などと脳天気に生きることではありません。問題が起きたとき、取り得るポジティブな解決策を探し、その問題によって、生じやすい不満や怒りの感情に溺れないということなのです。
ムードエレベーター 感情コントロールの新常識より
また、宥和的選択は、道徳規範や行動規範を持たずに生きることでもありません。あなたの道徳規範や行動規範をいつ、どのように通用するかを選択するということなのです。「あなたが戦う場面を慎重に選びなさい」という格言が示す通りです。
要は、態度ですね。
何か、イヤなことが起きたとき、怒ったり、ふてくされたりせず、その状況を冷静に判断し、どうすればよくなるか、考えて行動する、ということです。
問題が起きたら、まず冷静になり、トリアージして、導き出した最善の行動をする、ことですね。
「好奇心を持つ」と同様、冷静さやメタ認知が必要になります。
まとめ
おすすめ本
ホント、おすすめです。
アンガーマネジメントに失敗した方も、こちらでうまくいくかも…です。
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