ゆずり、分け与えることによって得られるモノとは
他人に、何かをゆずり、分け与えることについて、どう思いますか?
- なんか損。ゆずったら、なんか返してもらわないと。
- やっぱり損。分け与えたら、今度は返してもらわないと。
と、声が聞こえました。
なんかもらったら、返す。これはみんな比較的やっていますよよね。
これすらやらないと、ケチというレッテルを貼られそうです。
実は、この他人にゆずる、分け与えるっていう行為ですが、幸せとつながっています。
赤ちゃんで実験
赤ちゃんの実験からも明らかです。
母親は赤ちゃんに、手を出して、「おもちゃ、くれる?」とお願いします。
→ なんと、赤ちゃんは、その手におもちゃを乗せます。
→ 母親は、笑顔で、「ありがとう」とお礼を言います。
→ なんとなんと、赤ちゃんは、きゃっきゃっと喜び、興奮状態になります。
この実験から、人は他人に何かを与えることで、幸福感を得ます。その後、何か返してもらう必要はありません。
赤ちゃんの例だと、笑顔で「ありがとう」の一言をもらえているので、幸せ効果は倍増のようですが。
アドラー心理学の登場
有名なアドラー心理学によると、人は他者貢献したと意識するだけで、幸福感を得られるとのことです。
アドラー心理学では
- 最大の不幸=孤独感
- 最大の幸福=みんなに必要とされること
と、幸福感を定義しています。
幸福感を得るには、どうすればいいのか。
みんなに必要とされるには、どうすればいいのか。
ここで他者貢献となります。他人に何かをゆずる、他人に何かを分け与える、これで幸せというワケです。
サムオさん、他社貢献して幸せ
他社貢献して幸せの具体例を見てみましょう。
サムオさんは会社に行きます。
彼は、彼の人生(時間)を会社へゆずり、給料をもらい、家族を養います。
会社で仕事をすることで、会社に貢献(他者貢献…この場合、相手は法人になります)しています。
会社から給料をもらうことで、家族に貢献(他者貢献…この場合は家族の暮らし)しています。
彼は感慨にふけります。
「僕は、みんなに必要とされている、他者貢献している。あー、幸せだな。」と。
更に極端にいえば、我々は生きているだけで他者貢献し、幸福になっているといえます。
自販機でジュースを買うだけでも、他者貢献です。
なぜなら、その商品の生産者、お店や会社の売り上げに貢献しているから。こんなこと、一々意識しないでしょうけど。
他社貢献を利用する
この他者貢献しているということ、ゆずり、分け与えることを意識して行動することで、幸せになる。
これを利用しない手はありません。
多いに他者貢献し、幸福への道のりをガンガン進もうではありませんか。
他者貢献できる環境を整え、他者貢献そのものを習慣にしてしまいましょう。
もうこれで、あなたの人生は幸福感でいっぱいになることが約束されました。
きれいさっぱり、行くぜ!
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