パワーか、フォースか。あなたの意識のレベルはいくつ?

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パワー化、フォースかの本を読みました。斬新だったので、ちょっと書きます。

人の意識について、定量化し、並べたというスゴいことやった、アメリカの博士が書いた本です。

その際の実験として、キネシオロジーテストを使います。

これ、2人1組で行う空手の組み手みたいなもので、全ての事柄を判断するテストらしいです。
質問に対して、相手の筋肉の動きが強いとYes、弱いとNoと判断します。具体的にはこうします。

テストされる人が片手をまっすぐ前へ突き出します。空手でいう正拳ですね。
テストする人は、相手の手首あたりを、指2本で上から押さえます。

テストする人が質問します。
「アインシュタインのレベルは499ですか?」
テストする人は、テストされる人の筋肉の動きで、Yes/Noを判断します。
上記のとおり、指2本で上から押してみて、筋肉の抵抗が強ければ、それは正しい。
逆に弱ければ間違っている、ことになるのだとか。

こんなのオカルト、まやかしだと否定するのはカンタンです。
でも、この博士や翻訳された方々は、マジで信じています。

だから、全否定するのではなく、肯定して、いいとこ取りするのが賢いです。
この定量化された意識について、こんな考え方もあるのかと、知るだけでもいいでしょう。

意識のマップ

P109
意識のマップ

神の視点 人生の視点 レベル ログ 感情 プロセス
—————-+—————+—–+———+———+——–
Self(大なる自己) is(存在そのもの) ↑ 悟り 700-1,000 表現不可能 純粋な意識
存在する全て 完全 | 平和 600 至福 啓蒙
ひとつに統合 完成 | 喜び 540 静穏 (神)変身
愛のある 恩恵 | 愛 500 崇敬 啓示
賢い 意識 | 理性 400 理解 抽象
慈悲深い 円満 | 受容 350 許し 超越
霊感を与える 希望 | 意欲 310 楽天的 意図
権能を与える 満足 | 中立 250 信頼 開放
許認 実行可能 | 勇気 200 肯定 能力
無関心 要求 | プライド 175 嘲笑 得意
執念 敵対 | 怒り 150 憎しみ 攻撃
否定 失望 | 欲望 125 切望 奴隷状態
刑罰 怯える | 恐怖 100 心配 引っ込み
軽蔑 悲劇 | 深い悲しみ 75 後悔 落胆
非難 絶望 | 無感動 50 絶望感 放棄
復讐心 悪 | 罪悪感 30 避難 破壊
嫌悪 悲惨 ↓ 恥 20 屈辱 排除

引用元:パワー化、フォースか

この本の著者であるホーキンズ博士は、何万人という方々の協力の下、
何万回もキネシオロジーテストを実施して、上記の意識のマップを作成したそうです。
#スゴいな、マジで。

意識のマップ、ちょっと見づらくて、すみません。
なんとなく分かりますかね?本来は表なんですが、半角スペースを開けてベタ打ちしているんです。
そのうち、パワポかエクセル化したいと思っています。

具体的に説明します。真ん中あたりを見てください。
「プライド」がありますよね?この「プライド」の行を見てください。

「プライド」が、レベルで、意識のランク付けの名称になっています。
その横の「175」がログ、意識のランク付けの数値になっています。

ちなみに「|」は矢印の途中のもので、一番上が「↑」、一番下が「↓」となっています。
ぶっちゃけ、上に行くほどエラい、下に行くほど厳しいということになります。

「プライド」は神の視点から見ると「無関心」となり、人生の視点から見ると「要求」、
感情は「嘲笑」、プロセスは「得意」となっています。なんとなく、分かりますでしょうか。

意識のマップの具体例

意識のレベルには、範囲があり、例えば、
「理性 400~499」「プライド 175~199」
となっています。
だから、表で示される数値はMINであり、そのレベルのMAXは1つレベルが上のもの-1のようです。

過去の歴史上の人物は以下のとおりだそうです。

  • キリスト、ブッダ:「悟り 700-1,000」
  • ガンジー、マザーテレサ:「平和 600」
  • フロイト、アインシュタイン:「理性 499」 ←ログの数値が細かい。「愛 500」には至らない。

レベル:200以上がパワーの領域で、レベル:199以下がフォースの領域と定義されています。
ここが、本の題名である、パワー化、フォースかのゆえんですね。
で、上記の方々は全てパワー型ということになる。

全人類の15%以上:「勇気 200」以上で、「パワー」を持つ人と一括りされている。
全人類の85%以下:「プライド 199」以下で、「フォース」を持つ人と一括りされている。

ということは、人類の多くがフォース型で、ダメダメであると判断されている。残念。
ところが、平均を取ると「勇気 207」だそうです。
つまり、パワー型の人の実際の数値 × その人の数 > フォース型の人の実際の数値 × その人の数 ということ。
これは希望であると、本に結ばれていました。

フォースはダメダメらしい

P367
善悪についてひとりよがりの絶対的な基準を押しつけるのは、「モラル」の最大の落とし穴のひとつです。しかし、モラル的に見なくても200以上と測定されるものは、何であっても生命を維持するものであると、はっきりいうことができます。それは「善」として定義づけられ、200未満で測定されることは、何があっても破壊的なもので、生命を維持しない「悪」であるといえます。

引用元:パワー化、フォースか

この本では「勇気 200」以上になりましょう、パワー型になりましょうと推奨している。
個人的には、「プライド 175」「欲望 125」あたりのフォース型が、一般的な人の心の状態のようでならない。
だから、「勇気 200」以上を目指してがんばりましょうと、言っているのかもしれない。

「邪悪」な人に出会った時の対処

P379
「邪悪」に対しては、恐れたり戦ったりすのではなく、「ただ、避ける」という最も良い伝統的な知恵に注意を払うべきです。しかし、それを実行するためには、まず、「邪悪」に気づく能力を必要とします。そのような能力がなければ、低いエネルギーのアトラクターフィールドによって若さ(すべての大人に存在し続ける若さを含む)が汚されてしまうと、ソクラテスは実際に述べています。ソクラテスはこの見分ける能力を教えようとするために殺されましたが、彼の念頭は残されています。

引用元:パワー化、フォースか

ヤバい奴に出会ったら、逃げろと書いてあった。納得。
ただ、職場であったりすると、そうは問屋が卸さない。うーん、難しい。
命を取られるぐらいだったら、一目散に逃げろというワケかな。

まとめ

フォースと聞くと、スターウォーズのフォースと勘違いしてしまい、よく思ってしまいそうだ。

信じるも信じないも自由なんですけど、この理論、著者であるホーキンズ博士の必死の努力が伺えます。

この本、心のありようをどうしていいかわからない人にとっては、多いに参考になるのではないかと。

ただ、この理論を悪用して、商売をしている輩も居るらしい。
あなたは現在、フォースである。このお守りを購入すればパワー型になれる。1個10万ですとか。
危ない、危ない。気を付けましょう。

だから、ほどほど知っておいて、できれば流用してみようぐらいでいい。
何が何でもオレはパワー型になってやるとかヤメましょう。おそらく、無理ですから。

普段からいい心がけで行動していれば、自然とパワー型になりそうです。
やんちゃもほどほどに、ということでしょう。

参考文献