あなたは大丈夫?12パターンもある不適応思考に陥っているかも…。
不適応思考とは、いったい何なのでしょうか?
不適応思考とは、「感情的判断ではなく、正しい判断だと思っている」ということ。実は正しい判断ではなく、感情的な判断をしていること。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
引用のとおりです。
「感情的判断ではなく、正しい判断だと思っているが、実は感情的判断をしてしまっている」
と、いうことです。
うーん、わかりにくい。(笑)
基本的に人間は感情的になると、ほかの可能性を考えられなくなり、思考パターンが一方的になりがちになります。
残念かつ危険ですよね。
この不適応思考は、全部で12パターンあります。
一つ一つ確認していきましょう。
で、対策についてはまた今度とします。
パターン1:かくあるべし思考(should thinking)
”かくあるべし”という枠の中でしか判断できないこと。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
例えば、こんな感じです。
・「大人になったら、働くべきだ」 → だけど、今のオレは引きこもりだ。 → 「だから、オレはダメな人間なんだ」
・「大人になったら、働くべきだ」 → だから、生活保護をもらっているヤツらはよくない。
それぞれ気持ちはとても分かります。
ですが、不適応思考なんです。
しない方がいいです。
パターン2:二分割思考
味方でなければ敵、正義でなければ悪というように、二分割する、物事を白か黒かにはっきりと分けるような極端な考え方。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
この考え方、ラクなんですよね。
だって、なんでも好き嫌いや損得で考えればいいんですから。
グレー部分を認めるのは、結構難しいと思います。
特に男性はぼくも含め、グレー部分を認めるの、苦手です。
パターン3:占い
将来の出来事に対して否定的な予想をし、それがあたかも事実であるかのように捉えてしまう考え方。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
占い結果を、事実と勘違いしてしまうことですね。
占いなんて、根拠ないんで、適当に聞き流す程度でいいでしょう。
以前のぼくは
「今年は大殺界3年目だから、最後まで気を抜かないようにしよう」
とか、マジで考えた経験あり。ダメですね。
パターン4:読心
「相手は私のことを嫌っているに違いない」とか、「内心では私のことをバカにしているんだ」というように、相手の気持ちを決めつけてしまって、勝手に解釈する考え方。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
他人の気持ちなんて、分かるわけないですよね。
他人の気持ちにフォーカスしてないで、自分の気持ちにフォーカスすべきです。
探偵じゃないんだから、読心なんてやめましょう。
パターン5:破局視
「もうすぐ巨大隕石によって地球は滅亡するんだ」「核兵器で日本は消滅してしまう」といったように、将来に生じる可能性のある出来事について、最も悪い事態を想定して、「そうに違いない」と決めつけてしまう。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
これもラクですよ。
適当に悪い未来を、予想して吹いていればいいんですから。
こんなことばっかり言ってるヤツは、自分の課題について、正面から向き合いません。
周りを不安にさせるし、もー、最悪です。
我が弟(次男)はコレです、これ。
確証バイアス全開で、ネットで証拠探しに明け暮れる日々。(呆)
引きこもり問題はとても身近なんで、結構書いています。
パターン6:肯定的側面の否定
太っている人が、料理が上手で会話もうまいのに、「そんなこと大したことじゃない」などと良い面を否定して、太っていることばかりに気にしてしまう。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
確かに悪いところは目立つんで、気にしてしまうのは分かるんですけど。
なにも良いところまで、否定することはないですよね。
長所はいいことなんですから、認めましょう。
アピールまでしなくてもいいですから。
パターン7:過度の一般化
ある特定の出来事を多くの出来事の中の一つとして見ることができず、それを一般的なものと見てしまう。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
レアケースの事件とか聞いて、それが頻繁に起こっていると勘違いするとかですね。
例えば、佐世保小6女児同級生殺害事件です。
これはホント、レアでしょう。
だって、小6の女の子が、同級生の女の子をカッターナイフで殺しちゃったんですもん。
これ聞いて「最近の小6の女の子は恐い」とか思ったら、正に過度の一般化に陥っています。
パターン8:選択的抽出
ある一面に注意を注いで、その他の側面を無視してしまう。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
これは、「パターン6:肯定的側面の否定」に似ています。
例えば、
某中学生が、英語だけ60点で、他の教科は全部80点以上だったりします。
「英語だけ60点。ぼくは最低だ」
とかですかね。
短所しか見ないことですね。
長所は、まったく目にはいっていない。
完璧主義者はこの考え方に陥るでしょう。
パターン9:縮小視
良い特徴や経験を「取るに足らないもの」と捉えてしまう。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
パターン10:情緒的理由づけ
自分の気分や感情を根拠に物事を判断する、現実の見方がそのときどきの感情に左右される。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
これ、不適応思考なんですね。
「天気がいいから気分がいい」とか、ダメなんですかね?うーん。
「天気がいいから気分がいい。今日こそパチンコで勝つ」とか、ダメでしょう絶対。(笑)
全然根拠ありませんから。あきらかに不適応思考です。
パターン11:レッテル貼り
ある事象を個別のものとして捉えず、レッテルを貼る。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
会社でも「使えないヤツ」とか、レッテル貼られました。
やっぱ、管理職になれないアラフィフ・オジサンたちは、日本の社会では厳しいです。
パターン12:自己関連づけ
物事には複数の要因が関連しているのに、自分こそがその最大の要因であると考える。
感情バカ 人に愚かな判断をさせる意識・無意識のメカニズム
「このプロジェクト完遂は、すべてオレのおかげだ」
「オレがいなければ、絶対にプロジェクトは成功しなかった」
こーゆー人、マジでいるんですよ。
IT業界だけでしょうか?
まとめ
参考文献
とても参考になりました。
2回も読んでしまった。
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