本「結局、自分のことしか考えない人たち」を読んだ。自己愛人間??

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本「結局、自分のことしか考えない人たち」を読みました。
自己愛人間って、どういう人なんでしょうね?

ぶっちゃけ、
もう自分以外興味のない人間のことです。
つまり、「泣く子と地頭には勝てぬ」のことわざどおりの…
泣く子と地頭のことで、やりたい放題野郎のこと…になります。

大人がこれでは、公共、社会で適切に行動することは不可能でしょう。
例えば、会社という組織で働く場合ですけど…。
…自分を押し殺し、妥協を強いられ、ひたすら苦行する… …のが会社ですから。(;´Д`)
自分の意見なんて、ほぼぼぼ通らないでしょう。

話を元に戻します。
この自己愛人間について、こちらの本から、いくつかトピックを紹介します。

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ギブアンドテイク

 自己愛の蔓延する家庭では、一部の者は与え、一部の者は受け取るが、両方を兼ねる者はほとんどいない。青春期のわが子の自己愛に悩んでいるのなら、彼らに教えてきた価値と示してきた手本を自分に問い直そう。相互関係は態度だ。人に教える前に、あなた自身がその価値を信じなければならない。

結局、自分のことしか考えない人たちより

自己愛人間ばかりの家庭においては、まず、自分がその問題に気付くことが大事、って書かれています。

親子ともどもみんな、自分にしか興味のない家庭は問題です。
だって、それぞれが自分勝手に行動したら、秩序が崩壊し、めちゃくちゃになるじゃないですか。

ですから、自分の置かれている立場を考え、行動します。
大人だったら働く、子供だったら勉強・運動する、のがアタリマエですよね。

我が実家(我が家ではない)は、秩序が完全に崩壊しています。
お互い協力するという姿勢が、まったくありません。
アラフィフにもなるのに、ひきこもっているなんて、完全にアタマおかしいでしょ!(-_-;
お互いが無視し合っているし、憎み合っているんですから、家庭が崩壊して当然ですよね。

我が実家の状況はこちら。

話を、普通の家庭に戻します…。
とにかく、家庭においても、自分勝手やりたい放題はダメです。
自分の社会的な立場にたち、年相応に考え、行動するようにしましょう。

他者と自分の脅迫症状に対処する

 脅迫症状や依存行為は広範囲に及び、たいていは無意味で、現代生活の一部にもなっているため、これらとまったく無縁に暮らしている人はまずいない。その範囲も、飲酒や薬物、食べ物から感情(怒り、興奮、宗教的な正義感、ときには罪悪感)、考え(強迫観念)、行為(仕事、ギャンブル、取り憑かれたように行うエクササイズ、性行為、浪費、貯めこみなど)、他者による支配、さらには虐待や心的外傷の再現にまで及び。
 「人生を損なう結果」とコントロールの喪失につながるどんな行為も、依存症か脅迫症状とみなされる、と述べたのは、依存症の専門家ジョン・ブラッドショーだ。「人生を損なう結果」とは、本人の健康、安全、暮らし、対人関係、あるいは他者の健康と安全を脅かす結果を意味する。またコントロールの喪失は、依存症/脅迫症状に悩む人間が陥る皮肉な窮地だという。症状をコントロールしようとすれば、根底にひそむ恥と向かいあわざるをえないからだ。

結局、自分のことしか考えない人たちより

「人生を損なう結果」を伴う脅迫症状や依存行為は思ってもやってもダメ、とのことです。

むしろ、脅迫症状や依存行為は無意味、とまで書かれています。
とても、まともなことが書かれていますね。

<人生を損なう結果とは>
 本人及び他人の健康、安全、暮らし、対人関係を脅かすこと。

<脅迫症状や依存行為例>
たばこ、酒、薬物、浪費、過食、拒食、スマホ漬け、ゲーム漬け、ギャンブル漬け、ひたすら仕事、ひたすら宗教活動など

最近のはやりでは、あおり運転とかも、あてはまるんじゃないでしょうか。
これ完全に、相手だけではなく本人も、安全を脅かす行為ですもんね。
…はっきり言って、無意味ですし…。

脅迫症状はともかく、依存行為って、そのうち飽きるじゃないですか。
…で、「明日から(勉強、運動、ダイエットなどなど…)がんばる!」とか言って、一旦その日は終了…。
…で翌日になって、また依存行為に走り、夜になってまた「明日からがんばる!」と…。

そうすると、永遠にがんばらないんですよね。
完全に堕落してます… …こうゆう人は、人生詰んでます!
気が付いたら、老人になっていて、身軽に動けなくなっている、ということになりかねません。

やっぱり、日々、すべきことの積み上げが大事です!
無意味とまで書かれている、脅迫症状や依存行為から逃れたい方はこちら。

ねたみ

 ねたみを感じる者は、自分に劣等感を抱かせる相手を損なうか破壊したいと思う。

結局、自分のことしか考えない人たちより

ねたみはねたんだ相手を破壊したくなる、…です。

ねたむとは、ねたまれる人をうらやましがる行為ですよね。
アコガレじゃない…。
当然、ねたんだその人をおとしめたくなる…。

自分で努力して、何かを勝ちを取るのは、とても苦労する… …です。
相手をおとしめちゃった方が、手っ取り早い… …と考えてしまう。
…ホントですかね!?

自分はコントロール可能ですけど、相手である他人はコントロール不可能です。
…ということは、相手をおとしめるのは、かなり大変ということになります。
それこそ、めちゃくちゃ努力が必要かも…。(^^;

…であるならば、人をねたんでいる時間があったら、どうすべきか?
せっせと自分を磨く!
それこそ、勉強したり運動したりした方が、まったく有意義ってことです。

あっ、おとしめるのではなく、単純に破壊するのであれば簡単かも…。
でも、人を破壊したら、犯罪になってしまいませんか。
どっちにしろ、アウトです。
ですから、ねたみも無意味ですよ。

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二匹の猫の物語

 皮肉な話だが、そもそもわたしたちを幻想の王国へと誘いこんだ、自己愛をふくらませたいというわたしたち自身の欲求こそ、真っ先に捨てなければならない。それができなければ、待ち受けるのは黒猫に降りかかった運命だ。自分も権力を手にできるという幻想で自我を満たしていれば、あなたが築いたものはすべて壊される。結局、王国にはひとつの自我の余地しかなく、権力を握れるのはひとりだけだと思い知る。運命の逆転でもないかぎり、それはあなたではない。
 彼らの権力世界で生き残り、成功すら収めるのは、ぶち猫のように自我を超越し、主人に奉仕するコツを完璧に心得た者だ。多くは隠れ自己愛人間であり、他者の自尊心をふくらませ、相手に脚光を向けるのがうまく、自分はその栄光に浴して満足する。彼らは賞賛されたいという主人の欲求を途切れなく操れるために、彼ら自身も巧みに権力を手に入れ、おだてやそそのかしや暗示といった影響力を通じてそれを行使する。彼らは脅威ももたらさず、恥も誘いださず、羨望も侮蔑の念も引き起こさない。もっぱら彼らのいい気持ちにさせるだけだ。

結局、自分のことしか考えない人たちより

黒猫、ぶち猫、王国とか、ワケわからないと思いますが…。
「出る杭は打たれる」「能ある鷹は爪を隠す」とかのことわざを、わざわざ猫たちが住民である王国の中で語っています。

組織で生き残るにはナンバーツーに徹しろ、です!

組織では、ナンバーワンを目指してはダメです。
なぜか?
現ナンバーワンがあなたに脅威を感じて、排除しにかかるからです。

ナンバーワンを目指さず、ナンバーツーを目指す。
そうすれば、ナンバーワンにかわいがられます。
野心があることを、決してナンバーワンに悟られてはいけません…。

ですから、「自己愛をふくらませたいというわたしたち自身の欲求こそ、真っ先に捨てなければならない。」ということを実践する必要があります。
立身出世もほどほどに、ということです。

銃とタバコ

 これらの文化的偶像は「巨悪」の象徴で、わたしたちはそこに全能感にたいする欲求を投影する。その権威をうらやみ、銃を買うかタバコを吸えば、自分も強くなったように感じる。誇大感のせいで、自分には危険のない世界を享受する権利があると思っているので、銃やタバコが自分を殺すことは知っていても、巨悪が安全を保証してくれるはずであり、自分はその危険を免れていると考える。

結局、自分のことしか考えない人たちより

自信のない人は権威あるものにすがる、ですね。

これ、とてもわかりやすいです。
カッコイイ車に乗り、ブランドな服を着て、海外ブランドのタバコを吸えば…。
…自分自身もカッコよくなった、と思っちゃいます。
…中身はスカスカなのに…。┐(´~`)┌

実は、ボクも遠い昔… …そうでした…。(-_-;
ハイパワーなビッグバイク乗って、バトルスーツ着て、ブイブイやってましたよ。
もう、気分だけはほとんど「北斗の拳」の主人公ケンシロウですよ。
…実際の見た目は、「北斗の拳」のザコキャラ(ヒャッハァーっとか叫ぶ、マッチョで頭の悪そうなヤツ)でしたが…。
…しかも、肝心なバイクの乗りこなしは、超が付くヘタクソ…。
今思い出すと、当時、自尊心も最低(自信なしMAX)で、権威にすがりまくりの、傲慢&自己愛人間というクズでした…。
あぁ、恥ずかしい… …忘れてしまいたい…。orz

傲慢人間についてはこちら。

まとめ

たまき
自己愛はあるに越したことはありませんが、ほどほどにすべきです。過剰な自己愛は、周りの人だけでなく自分も不幸になります。

れな
「人生を損なう結果」にならないように行動すべきです。特に、依存行為はほどほどに、です。

おすすめ本

自己愛人間の問題について、海外の人の具体例がたくさん載ってました。
一応、参考になります。