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身近なセンノー

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洗脳とは

洗脳(せんのう、英: brainwashing)は、強制力を用いて、ある人の思想や主義を、根本的に変えさせること。

ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/

恐いですよね。

自分は洗脳されていない。全て自分で考え、行動していると思っている。
本当にそうでしょうか。

他者から洗脳される

人は、洗脳しようとしている人に反感を覚え、むしろ逆を行く。
これが真実だ、絶対だ、従うべきだと言われたら、あなたもそう思うか。なんか、胡散臭い。普通は従わないはずだ。

<よくある家庭の風景1>

母 :私たちは、神様に生かされているのよ。
息子:オレ信仰してないから、よくわからないな。
母 :なんて罰当たりな。(某宗教名)が真実だってことが、なぜ、わからないの。
息子:(洗脳されているな。)
母 :あなたの持病も、医者や薬に頼らず治るのよ。なぜ、わからないのかしら。
息子:(こんどは西洋医学否定か。)

主張が強い人には、なんか、着いて行きづらい。
映画「ファイトクラブ」見てると、なんで、こんな展開(主人公の反社会的な活動に、みんな従ってしまう。)になってしまうのか疑問だった。

謎は解けた。
カリスマだ。カリスマを持つ強い主人公に惹かれ、みんな奴隷のように従ってしまうのだ。

自分で考えて、行動することは、意外と面倒くさい。
洗脳された方が手っ取り早く、ラクである。
言われたとおり、右ならえしていれば、とりあえずいい。

カリスマ性のある我らがボスに従うのは、誇りでもある。
ブラック企業の社長はこれを利用しています。

だから学生、官僚、公務員、サラリーマン、主婦が手っ取り早く、ラク。
起業、海外移住はハードルが高い。

これ、いいかもみたいなライト感覚でも、つい乗せられてしまう。
人は活動コストが低いと決断に悩まない。

結論は以下である。

  • 無理強いは反発を生み、洗脳されない。ただし、カリスマを持つ者が相手だと、洗脳されてしまう。
  • ライトな感覚で訴えられると、洗脳されてしまう。

<よくある家庭の風景2>

息子:友達みんなスマホ持ってる。僕ももう中学生。スマホをもつ年ごろなのだ。
父 :そうなんだ。格安SIMって安いな。とりあえず買おうか。

自分で自分を洗脳する

まず、仮説を立てる。続いてインターネットから情報を得て、仮説を立証する。ここで、確証バイアスを最大限利用し、自分の都合の良い情報だけ入手する。

そうすれば、自分で自分を洗脳することできます。

<よくある家庭の風景3>

弟:今は情報の時代だ。働いている場合ではない。
兄:ん十年部屋に引きこもって、何言ってるの。ちょっとは、働かないと。
弟:働くって外貨を稼ぐことか。オレは、それ以上のことをしている。インターネットから貴重な情報を入手しているのだ。これ以上の社会貢献はない。
兄:でも、お金がないと生活できないでしょ。
弟:オレは情報入手で忙しい。外貨を稼ぐのはオレ以外にしてもらいたい。
兄:(ダメだ、こりゃ。)

この弟は、もうかれこれ数十年、自分の部屋でずっと、インターネットして過ごしている。
そして、社会の不公平な例(これが、彼の言っている貴重な情報)をとことん調べている。
確証バイアスに陥っていることなんて全く意識しない。
彼は、破たんするまで、この生活を続けるつもりのようだ。

話しは変わります。
成功者と呼ばれる人たちは、自分で自分を洗脳することに長けている。
これは、良い方向(他者貢献)への洗脳なので問題ない。

まとめ

人は他者から洗脳されます。
人は自分自身でも、洗脳することができます。

良い方向への洗脳(他者貢献)はいいかも知れませんが、悪い方向への洗脳(害悪、浪費)は警戒する必要があります。

何か考えたり、行動を起こしたりする前に、洗脳されていないか、一歩立ち止まる習慣を身に着ける。これがいい、絶対。

きれいさっぱり、行くぜ。