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本気でFXトレーダーを目指す人が、必要なこと3つ!

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なぜ、サラリーマンがFXトレードしようとしているのか。
理由は簡単だ。ブログと同じだ。
目的は副収入である。

2冊の本

いきなり、取引するのは止めた。FX口座は3つ作ったけど。
まず、勉強した。以下2冊の本を、読んだ。
忘れないうちに要点を書いておきたい。

トレーディングはギャンブルか?

トレーディングはギャンブルか?うーん、微妙である。
トレーディングはギャンブルと同様、マイナス・サム・ゲームで、胴元が儲かるシステムだ。
ってことは、ギャンブルかもしれない。

なぜ、マイナス・サム・ゲームかというと、こういうことである。
トレードする時、マーケットメーカーやブローカーに、コミッション(売買手数料)を払う。
それといざ取引した時、スリッページ(売買執行に伴う誤差)が発生し、またお金を取られる。

だから、仮に1万円払って、FXのポジションを獲得したとする。

すると、コミッションで1千円取られたりする。
更に取引した時、スリッページで、追加で1千円、取られたりする時がある。

そうすると1万円払ったのに、8千円分の取引をしたことになる。
売るときに1万円だったらブレークイーブンだ。だから、売るときは1万円以上にしないと利益が出ない。

だから、マイナス・サム・ゲームなのである。
取引した時、まずコミッション、スリッページが取られる。
あとは、買ったポジションが思い通りに、上がったり下がったりしてもらうしかない。
結構キツいな、トレーディング。

心構え(メンタル)

株、先物、オプション、FXにしろ、トレードを行う上で、最も大事なことは心構え(メンタル)である。
要は感情を一切捨てる必要がある。
儲かっては喜び、損しては落ち込んでいては、ダメだということだ。

優秀なトレーダーを目指すのだ。
それはどういうことか。

優秀な医者や弁護士、いわゆる先生と呼ばれる人たちと一緒だ。
彼らはお金の計算はしない。治療、弁護に心血注ぐ。報酬は、二の次だ。

トレーダーも同じことが言える。
目の前のトレードだけに集中するのである。

本当のプロというものは彼の全エネルギーを銭勘定ではなく、自分ができる最高の仕事を実践することに傾注するものなのです。(投資苑より)

トレーディング手法

たくさん記載されてた。心に残ったのは以下のとおりだ。

  • チャートは3段階表示する。月、日、時間といった別の時間軸でチャートを表示し、それぞれ潮流、大波、さざ波とし、仕掛けのタイミングを見極める。
  • 仕掛けのタイミングも大事だが、ポジションサイジングや手仕舞いの方がもっと大事だ。損切りは小さく、利食いを大きく取る。
  • 勝率より期待値を重視する。何回勝つかではなく、総額でいくらリターンを得たか。
  • 1回のトレードのリスク許容量は資産の1~2%にする。そうすれば、取引を50~100回できる。
  • トレーリングストップを使う場合、10日間のATR(Average True Range)の2.7~3.4倍に設定し、日々のノイズを打ち消す。
  • マルティンゲール・システム(敗ける度に、掛け金を倍々にする)はNG。

お金の管理

トレードするための資産(口座に入っているお金)について、1回のトレードで、最悪失う損失を決める必要がある。
要は損切りを、いつするか決めるのである。

100万円、口座に入っているとしよう。これがトレードに使える全資産だ。

1回のトレードで、最大1%のリスクを取ることに決めたら、失う金額はMAX1万円である。
これはシステムトレードで必要な手数料やスリッページを含めて決める。

このルールを守って、確実に損切りすれば、最低100回取引できる。

実際は、1回取引する度にうまくいったり、いかなかったりする原因を考える。
そして、トレーディング・システムを調整し、チャレンジを繰り返すことになる。

そうすると、全部敗けることはないはずである。

トレーダー敗者とアルコール依存症患者

面白い記述もあった。

トレーダー敗者は、アルコール依存症患者と同じというのだ。
要は酒に溺れるのと同様、お金を稼ぐのではなく、失くしてしまうことに溺れるのだ。

これを防ぐには、やはり感情的ではなく、冷静にたんたんとトレードしないとダメだ。

いざ、トレードを始める時、以下のように自問自答するのが、効果的とのこだ。

おはよう。私の名前はアレックス。そして、私は敗者である。私の中には、重大な金銭上の損害を自己の資金に与えてしまう傾向にある。(投資苑より)

トレーダーの3つの目標

トレーダーの目標なんて、お金を稼ぐこと以外は無いと思っていた。
が、そもそも、資金の維持すら困難であるのがトレーディングである。

だから、目標としては、このトレーディング世界に居続けることだ。サバイバルして、レッドカードをもらわないようにする。
トレーダーの3つの目標は次のとおりだ。

  1. サバイバルする。
  2. 着実な投資リターンを稼ぐ。
  3. 高いリターンを稼ぐ。

まとめ

トレーディングは事業的に、戦争の次に過酷であるとのこと。
IT企業のデスマーチも相当ひどいが、戦争ほどではない。

そんなにツラいのか、トレーディングの世界。
やる前からびびってしまいそうだ。どうしよう。

まっ、ダメそうだったら、止めるだけだ。
バイクやネットワーク・ビジネスのように。

どっちにしろ、勉強しながら、トライ&エラーするしかないだろう。
ただし、扱うのがお金なんで、慎重に対応する必要がある。

投資苑には、勉強しないでいきなり取引するのは、ウォール街でノーパンツで歩いているの同じと、書いてあったと思う。(笑)
記載箇所を探したのだが、なかなか見つからない。見つけたら、引用します。

トレーダーの心構え(メンタル)が1番、続いてトレーディング手法の確立、最後にお金の管理で、本気でFXトレーダーを目指す。よし、日々コツコツやろう。そうしよう。