墓参りの効用について……家族全員が参加できる数少ない行事かも……。
久々に家族全員で墓参りに行ったので、その効用について、述べてみる。
霊園まで移動する
移動すること。コレ自分1人だったら何も悩まない、と思う。
複数人で移動するとなると、いきなりハードルが上がる。調整が必要になってくるからだ。
要は人と人とのコミュニケーションが発生する。このコストがバカにならないのである。このためにいくら時間を費やしたか計算するのが恐ろしいほどだ。しかも何日も何日も……。
そもそも細君が母に会いに行くのが事の発端だった。最初は細君1人で、義理の母である自分の母に会いに行くと。今住んでいるところから、30kmほど離れた隣りの県で、鉄道・バスを使わないと行けない、とても面倒な場所だ。
だったら、我がクルマで送る、と言ってしまったので事が大きくなった。最初、母の実家に、細君1人が行くだけだったのが、霊園に行く、びっくりドンキーに行く、娘も行く、息子も行くにどんどん膨れ上がり、大きなイベントに発展した。全て細君のコミュニケーションによるところだと言える。コミュニケーションと言っても今時のLINEやLINE電話でである。
当日の流れはこんな感じだった。まず、細君と息子がクルマに乗り、我が運転である。続いて、隣りの区で1人暮らしをしている娘を迎えに行く。4人揃ったら、母が住んでいる実家へ向かった。
実家に着いたら、今度は母をクルマに乗せる必要がある。ただし、我がクルマは軽自動車なので4人までしか乗れない。そこで、実家にあるクルマに乗り換える。実家のクルマはミニバンタイプなので7人まで乗れるのだ。
乗車人数は5人なので、3列目のシートは立ち上げなかった。後部座席には母・細君・娘の3人が座った。ちょっと狭そうだったが、寒かったのでちょうどよかったかのかも知れない。これでひとまず、霊園に着いたのである。
墓の掃除をする
霊園に着いた。
この日、晴れてはいたが、風が強かった。よって、墓の掃除が困難極めた。
墓の敷地内に、枯れた雑草がたくさんあって、目を疑った。普段はこんなに荒れていないからだ。よっぽど数か月間放置していたのだろう。実家に住んでいる弟も、しばらく掃除しに来なかったと思われる。自分も前回いつ来たのか、まったく記憶がない。
どっちにしろ、これら枯れた雑草を除去しないといけない。その惨状を見てしまって、対処しないというわけにはいかない。問題から目を背けても何も解決しないからだ。
ただし、強風で寒かった。だから、大きめの雑草を抜いて捨て、墓石に水をかけゾウキン掛けし、花を添えて適当に切り上げた。
母は墓掃除できない
母は墓掃除できない。80代という高齢であり、左半身が思うように動かないからだ。
これは、数年前にクモ膜下出血で倒れて以来だ。それから障害者としての生をまっとうしている。
そもそも歩くのも困難である。杖を使っているし、膝関節が思うように動かず、摺り足で移動するしかないみたいだ。ただし、クルマ椅子に頼っていないのが救いである。
あと、クルマの乗車もサクっとできない。クルマのドアや座席に手を置いてから、ゆっくり上半身をずらして、シートに腰掛ける。身体が動かなくなる、とはこういうことだ。病院でリハビリしているところが彷彿とされる。
娘と息子は、交互に、母の杖を持っていない方の腕を支えて一緒に歩いていた。一歩一歩ゆっくりと。こうなる前になんとかならなかったのか、と思った。アタリマエだが、健康は失ってから後悔しても遅い。でも、そうなるまで、どうやって予防すればいいのか、人は気付かないのではないだろうか。
もう病気しないように、ケガしないように日々気をつけて生活するしかないだろう。要は無理や無茶(同じ意味ではないだろうか)をしないことだ。苦しくなる前にヤメる、ということである。
夜遅くまで残業して、翌日体調不良で休む、というのが悪い例だ。これは確実に無理していると言える。これをすると、本人だけでなく、周りにも迷惑をかける。ただし、日本の社会では、がんばって仕事をして、体調不良で休むのはヒーロー的に扱われ、免罪符のようでもある。よくない文化である。
墓参りは定期的に来るべきか
それにしても、墓参りはいつ以来なのだろう。記憶が定かでないが、夏以来なのではないか。だとすると半年放置していた可能性が高い。であれば、50cmほどの雑草が生えて、枯れ果てている現状は納得できる、かもしれない。
やっぱり、定期的に墓参りに来ないとダメだろう。間隔は1~2か月ぐらいか。次はノコギリを持参して、大きくなった木を切ろう。あと雑草を枯らすためにサンフーロンを蒔くかな。
まとめ
雑草対策はこれがいい
サンフーロン、という名の毒である。毒といっても、雑草を枯らすための毒である。かと言って、人に無害とは言いにくい、かもしれない。
空き家となっている、長野でとてもお世話になっている。春になったら、また蒔きに行かないとな。
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