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はたらく細胞BLACK(1)から学ぶ!彼らの苦労を知り、摂生す!

この記事は約10分で読めます。

細胞を擬人化したマンガです。

本家は、「はたらく細胞」です。

基本的には、ギャグマンガとなっております。

一方「はたらく細胞 BLACK 」は、この「はたらく細胞」のスピンオフです。

内容は、喫煙やアルコールなど、アダルト、かつヤバい内容となっており、一部の細胞も、かなりアダルトな出で立ちです。(;´Д`)

この「はたらく細胞 BLACK 」には、喫煙やアルコールの弊害など、我々の健康に関する示唆がたくさん出てきます。

これは、大いに学ぶべき、と考えます。

マンガから学ぶシリーズは、こちら。

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細胞や細菌

以下は、「はたらく細胞 BLACK 」の 1 巻に出てくる細胞や細菌たちです。

これだけでも、それなりの情報量です。

赤血球:血液循環によって酸素と二酸化炭素を運搬する。

肺炎球菌:肺炎などを引き起こす呼吸器病原性菌。強靱で毒性の強い菌。

白血球:外部から体内に侵入した細菌やウィルスなどの、異物排除が主な仕事。#全員ナイスバディなお姉さん、という設定が Good !(;´Д`)

肝細胞:肝臓の70%~80%を構成する細胞。物質の代謝や解毒をこなす。

淋菌:淋病を引き起こす菌。増殖スピードが非常に早く、潜伏期間が短い(2~9日)。本来強い菌ではなく、粘膜から離れると数時間で感染性を失う。線毛を持った個体もおり、この線毛を動かして粘膜下に侵入する。

キラーT細胞:ヘルパーT細胞の命令により出動する。細菌はもちろん、癌細胞やウィルス感染細胞なども異物として始末する殺し屋。

ヘルパーT細胞:外敵侵入の知らせを受け、その情報をもとに戦略を決める司令官。キラーTに出動命令を出す。

毛母細胞:細胞分裂し、毛を作り出す。

色素細胞:メラニン細胞とも呼ばれ、色素を作り出す。

はたらく細胞 BLACK ( 1 )より

喫煙

先輩赤血球「オレたちも負けてらんねぇな。行くぞ、新米!」

赤血球「え…、行くって?」

先輩赤血球「決まってるだろ……。酸素を運ぶんだよ!」

赤血球「……。」

先輩赤血球「酸素の供給が止まったら、細胞が壊死しちまう!」「オレたちの仕事に、休みはねぇぞ!」

赤血球「で…でも、こんな状況で。いくら、命令だからって…。」

赤血球「冗談じゃない…。こんな仕事、もうまっぴらだ!」

はたらく細胞 BLACK ( 1 )より

喫煙が原因で、血管の中には一酸化炭素がまかれ、そのせいで赤血球たちは動けなくなってしまいます。

さらに、肺炎球菌という細菌が、血管の中まで侵入してきて、赤血球たちに襲いかかってくる。

間一髪、白血球が肺炎球菌を倒してくれて、赤血球は救われます。

こんなむちゃくちゃな環境だったら、確かに、はたらく気が失せて、逃げたくもなりますよ。(-_-;

まさに、 BLACK ……!

ところが、先輩赤血球ったら、酸素を運ぶ、と言いだすんです。

これ、ただ… やるべきことをやる、ですね!( ・`ω・´)

どんなに環境が悪くても、自分のやるべきことを見失わない。

すばらしいです。

…が、これって、結構難しい… 普通はグレちゃいますもん。

赤血球「この汚れはいったい…!?」

肺を掃除する細胞「突然、大量の煙が入り込んできて、このザマさ!」「今回の異常事態は、”喫煙”によるものだ。」「10年ぶりのな!」

赤血球「”喫煙”…?前にもこんな事が…?」

肺を掃除する細胞あれを見ろ。以前の汚れが、まだ残ってる」ようやくキレイになりかけてたってのに…。」

白血球「神経路からは…、アセチルコリン受容体に作用する毒物…ニコチンが検出された…!」

赤血球「この身体(からだ)は、なんでそんなもの、わざわざ摂取を…!」

白血球「一時的な快感を得られる効果もあるからな。」

肺を掃除する細胞「いずれにせよ、ニコチンには中毒性がある。」「これから何度も同じことが、繰り返されるぞ。覚悟しておけ!」

赤血球「そ…、そんな。」

はたらく細胞 BLACK ( 1 )より

そうなんですよね。

タバコ、お酒とかの嗜好品は、一時的な快感を得られて、気持ちいいんですよね、ホント…。orz

…ですが、その一時的な快感の代償が、とてつもなく大きい。(((( ;゜Д゜)))

確実に不健康になり、寿命も短くなっている、のです。

しかも、中毒性あり

やめたくても、やめられなくなってしまう。

健康に、かつ長生きしたい方は、タバコ NG です。

自分が吸わなくても、周りにタバコを吸う人がいたら、対策が必要です。

受動喫煙の対策については、こちら。

アルコール

肝細胞「さぁ、みなさん!そろそろお開きにしましょう!」

肝細胞「自分達の仕事に誇りを持って!たくさんの細胞が、みなさんの運ぶ酸素を待ってますよ!」

赤血球1「……。簡単に言ってくれるな…。」

赤血球2「あんたらみたいに五臓六腑で働くエリート細胞には、わからんだろうさ!」

赤血球3「毎日走り回ってひたすら酸素を運ぶだけ…。オレたちの代わりなんていくらでもいる。」「血の一滴や二滴流れたって、この身体(からだ)には何の影響もないんだよ!」

……

赤血球の爺さん「ガタガタ騒ぐんじゃねぇよ!」「ワシも長いこと、いろんな細胞を見てきたが、この体(せかい)に楽な仕事なんてひとつもねぇぞ…!」

……

肝細胞(別室にて)「うっ…、最近アルコールの量が多くて…。」「多くの肝細胞が、アセトアルデヒドの毒素にやられてるわ。」          

はたらく細胞 BLACK ( 1 )より

赤血球たちは、肝細胞の仕事はラクだと思ったのでしょう。

…実は、そうではなかった。

過度なアルコール摂取により、肝臓にダメージを与え、肝細胞も仕事がこなせず、大変なことになっていたのです。

一般に、 1 日 500 ml のビール缶 1 本が、その日のアルコール分解の限界だそうです。

これ以上、アルコールを摂取するとヤバい… ってゆーか、飲み会では、こんな量では全然足らないですよね… うーん、やっぱり危険だ。

よって、上記よりたくさんアルコール摂取を日々続けていると、いずれは肝硬変、はたまた肝ガンになってしまう。

…当然、個人差はあると思いますが。

ですから、アルコールは毒ですので、できるだけ摂取しないに限ります。

ボクは最近、ビール飲むとしても、ノンアルにしています。(^^)

日本社会の伝統である会社の飲み会の有害さについては、こちら。

性病

赤血球「は…、白血球さ…!」

白血球「緊急事態だ……!」「今の性交渉で、この身体(からだ)に淋菌が侵入した…!」

……

隊長白血球「淋菌の増殖スピードは、我々白血球の貪食の速度を遙かに上回っている。」「つまり、淋病は自然治癒する見込みはない。」

隊長白血球「正直に言おう…。負け戦(いくさ)だ……!」「それでも我々は、戦い続けなければならない!」「死を押されるな!武器を持て!」

隊長白血球「細菌どもを喰らい尽くせ!!」

白血球たち「おぉ!!」

はたらく細胞 BLACK ( 1 )より

 BLACK なだけあって、性の話もあったんですが、ちょっとブログの記事にはしづらいので割愛します…

このシーンは、これから戦いに挑む白血球たちの出陣シーンです。

ハッキリ言って、かっこいいです。

…が、白血球みなさんの出で立ちがスゴくて… Good です。(;´Д`)

さて、性病の話ですが…。

パートナーと行う性行為は、性病になるリスクがある、ということです。

子供を作る目的があるなら、病院で検査し、性病に感染していないことをお互い確認の上、○○するのがよいですね。

ただ、なかなかそうもいかないので、最低限コンドームなどで対策すべきでしょう。

そうしないと、この話のように淋菌に侵入されちゃうかもしれません。

淋菌「見ろ!!役立たずの白血球どもは、汚らしい膿(うみ)に成り果てたぞ!」

赤血球「…汚くなんかないっ!」

赤血球「膿は、白血球さんたちが、命懸けで戦った証だ!」「この体(せかい)のため…、僕たち細胞のため、戦った証だっ!」

赤血球「だから、僕も命懸けで酸素を…」「運ぶんだっ!!」

はたらく細胞 BLACK ( 1 )より

ここは、 1 巻 最高の見せ場です。

淋菌は、増殖スピードが早く、いくら白血球が倒しても、復活してくる。

彼らは、細菌側の勝利を確信し、白血球たちは無駄死にだ、と言います。

そこで、赤血球が反論。

ムダではない… と。だから、ボクも、やるべきことをやる、と。

ここで、援軍が到着… 話は進みます。

最高に盛り上がるところなので、ぜひ、マンガを読んでみてください。(^^)

円形脱毛症

白血球「新米!」

赤血球「白血球さん…!」

白血球「今、かまわないか…?」

白血球「この前は世話になったな。」「お前の言葉に救われたよ…。おかげで戦い抜くことができた。」

赤血球そんな…!…僕は…この劣悪で、ブラックな環境のなかで頑張る白血球さんや、他の細胞さん たちの姿を見て、自分もやるしかないんだって、思えるようになってきたんです。」

赤血球その…、白血球さん!」

赤血球「これからも一緒に、いい体(せかい)を築いていきましょう!」

白血球「ああ…!よろしくな。」

はたらく細胞 BLACK ( 1 )より

淋菌を駆除して、勝利した白血球と赤血球の会話です。

この流れは、とてもさわやかです。

 BLACK な環境でも、がんばりましょう、と。

なんか、元気をもらえました。

ボクも職場でイヤなことがあったら、このシーンを思い出し、がんばろうかな、と。(^^)

赤血球「な…、何をするんですか!?キラーT細胞さん!?」

キラーT細胞「何を…?決まってるだろ。」「異物を排除して、この身体(からだ)を外敵から守る…!!」

キラーT細胞「それが オレたちの 仕事だ!!!」

色素細胞「や…、やめてくだされー!」

赤血球「外敵って…、毛母細胞さんは仲間ですよ!?」「仲間の細胞を攻撃するなんて、なんでそんなことを…!?」

色素細胞「ワシらにもわからんのじゃ…」

赤血球「色素細胞さん、大丈夫ですか…!?」

色素細胞「ここには細菌など、おらぬ…。」「なのに突然、キラーT細胞たちが襲ってきて、毛根を破壊し始めたんじゃ。」

はたらく細胞 BLACK ( 1 )より

キラーT細胞が暴走して、仲間である細胞を傷つけまくるシーンです。

…誰も止められない。

これ、ちょっと説明が必要ですね。

このシーンでは、ヘルパーT細胞が誤った命令を下し、その命令によりキラーT細胞が、髪の毛の毛母細胞や、色素細胞を外敵として認識し、攻撃しちゃうんです。

これで、円形脱毛症を起こしてしまうんですよ。

原因は高ストレスです。

ストレスって恐いですね。

だって、頭の一部がハゲちゃうんですから。

キラーT細胞「異物は排除する…。オレたちがやらなきゃならないんだぁ!?」

赤血球「キラーT細胞さん、もう働かなくて…、もう働かなくていいんですよ!」

キラーT細胞「働かなくて…、…いい?」

うなずく赤血球

キラーT細胞「…そうか。」

キラーT細胞「も゛う…、働かなくていいんだな……!」

はたらく細胞 BLACK ( 1 )より

淋菌の時と同様、援軍到着で、キラーT細胞の暴走は止まります。

ストレスを溜めないようにするには、どうすればいいか。

まず、生活習慣の見直しをしましょう。

 No タバコ、 No アルコール、油・塩・甘いものを控え、適度な食事、適度な運動、十分な睡眠など、やることたくさんですが、 1 つずつ対処していきましょう。

 1 歩目を踏み出すのに、躊躇されている方はこちら。

まとめ

たまき
たまき
あなたの身体は、普段の生活習慣に従って、よくも悪くも、死に向かって進んでいます。あなたの人生の Quality は、健全な生活習慣にかかっています。

れな
れな
正しい生活習慣の下、日々暮らすことが望ましいです。そうすれば、生活コストも少なく済み、長く健やかな人生を送れます。

おすすめ本

はたらく細胞 BLACK ( 3 )です。

クールビューティな白血球のお姉さんだけでなく、なんと白血球ちゃんが登場します。

これはこれで… やっぱり Good です。(;´Д`)