「大きな石」の話を娘と息子にしてみたら、以外と好評だった。父嬉!

「大きな石」の話を、娘と息子にしました。
この話は有名です。
7つの習慣の、第3の習慣である「重要事項を優先する」で紹介されています。
それにしても、娘と息子の食いつき具合が半端なかったです。( ̄□ ̄;)
彼らなりにこの話は、自分のためになる、と判断したようです。
ぼくも子供の頃、父にこのことを教えてほしかった、と思いましたよ。
ちなみに、「重要事項を優先する」は、こちらにも書いてありますそうな。(^^)
なぜ、この話をしようと思ったか?
これら記事のように、息子に勉強するよう、言ってきたのですが、どれも長続きしませんでした。
家で、無限にスマホしている息子の姿に、絶望感が…。orz
スマホをしてはいけない、とは言っていない。
勉強をしてからスマホするように、と言っている。
でも、できない。
いまさらなんですけど、スマホのゲームは、中毒性を誘発するための仕組みが導入されていました。(((( ;゚Д゚)))
その仕組みですが、一定時間ゲームに参加しないでいると、何かゲージが貯まり、ゲームをする際のアドバンテージとなっているんです。
簡単にいうと、ゲームをしないでいると何かがたまり、いざ、ゲームを始めるといいことが必ず起こる。
だから、ゲーマーは毎日くりかえし、一定時間間隔でゲームをしてしまう。
キツく言えば、ゲーム会社にゲームをさせられている、奴隷状態と言えます。
うまい、うまいなぁ、ゲーム会社。
ゲームを飽きさせないように、めちゃくちゃ工夫している。
そりゃ、そうですよね。
美人は三日で飽きる、といいますもんね。
美人ですら、三日一緒に居たら、飽きてしまう。
ゲームも同じ。
何もわくわくしたことが起こらなかったら、途中でイヤになって、ゲームやめてしまいますもん。
だから、ゲーム会社は、人の中毒性につけこまないと商売にならない。
ほとんどギャンブルですね。
コエーなぁ、スマホゲーム。
我がファミリーには、ひきこもりの叔父がいるんで、ウルトラ反面教師になっているはずなんですが、なかなかこのスマホ中毒から抜け出せないようです。
ひきこもりの叔父についてはこちら。
大きな石とは…
勉強を先にやれっといっても、やらない。
スマホの方が大事。もう、中毒状態なんで、やめられない。
だったら、どうしましょうか?
そこで、大きな石の登場です。
この絵は、娘・息子に「大きな石」の説明をしたときの、手書きの図です。
まず、バケツです。
緑で囲ったところ。
このバケツに、赤で囲った大きな石、小石、砂利をうまく敷き詰めるにはどうしたらいいか?
で、答え。
まず、大きな石を入れ、続いて小石、最後に砂利を入れる、です。
こうすれば、すべての大きさの石が、バケツにおさまります。
逆だと、こうはいかない。
最初に砂利を入れて、小石を入れてしまうと底上げされ、大きな石がバケツからはみ出してしまう。
青で囲ったところは、ちょっと話が先に進みますが、大きな石を大事なイベントと見立てて、時間軸で表したものです。
要は、大きな石を先にバケツに入れたように、最初に大事なイベントをスケジューリングすることで、そのイベントをこなすことができる、ということを説明しました。
緊急ではないが、重要なものを優先して行え!
緊急ではないが、重要なものとは何なのでしょうか?
下の絵も、娘・息子に「緊急ではない重要なもの」の説明をしたときの、手書きの図です。
縦軸に重要度、横軸に緊急度を表しました。
上に行けば行くほど重要度が増し、右に行けば行くほど緊急度が増すイベントを表します。
重要で緊急なもの(図の右上のボックス)は、考えなくていいヤツです。
なぜなら、命に関わるヤバいものが多く、自分の意思に関係なくほぼ強制されるからです。
学校にしても仕事にしても、行かないと所属場所を失うことになり、最後はひきこもりや孤立につながる。
…ので、結局、命に関わる。
だから、するしかない。
続いて、重要でないのに緊急なもの(図の右下のボックス)で、かなり厄介なものです。
これは、時間泥棒と呼ばれる行為です。
突然の来客、電話、キャッチセールス、あなたは神を信じますか、とか。
要は、他人の都合で時間を奪われ、時間がそのまま流れてしまっている状態です。
この活動を避けるようにしないと、あなたの人生はどんどん、他人に消費されてしまいます。
更に、説明は続きます。
- 緊急でもないし、重要でもないもの(図の左下のボックス)=ネットサーフィン、ゲーム、マスターベーション、暇つぶし、気晴らしなど
- 緊急ではないが、重要なもの(図の左上のボックス)=勉強、運動、準備すること・予防することなど
の2つについてです。
1つ目の・は人生の浪費です。
やるべきことから逃げ、現実逃避に没頭している状態です。
人生そのものを放棄していると、ずーっとどうでもいい活動に、ひたすら没頭することになります。
ひきこもり当人は、緊急でもないし、重要でもないものを、無限にやっているはず。
ボクの弟の場合は、ネットサーフィンをずーっとやっています。
しかもその活動が、あたかも重要であるかのように、わざわざアピールしたりする。
この単なるネットサーフィンが、「お金を稼ぐよりも価値がある」と言い切った時は、戦慄を覚えました。
来年はいよいよ50歳だし、完全に詰んでいるな、と。(-_-;
もう、何も言ってもダメです。
母も食事など提供するだけで、彼の社会復帰については完全に放棄しています。
2つ目の・は、とても大事です。
これが、例の「大きな石」です。大事なイベントであります。
お気楽にできないものばかりなんで、習慣化する、前もってスケジューリングする、とかして積極的に活動していかないと続かない、とてもハードルの高いものとなっています。
ただ… やるべきことをやる
もう、この一言につきます。
「大きな石」って、「ただ・・・ やるべきことをやる」ことなんです。
人間、バラエティ番組や動画を見たり、ネットサーフィンしたりとかしてますけど、それらは、アタリマエですが、どれも生産性がなく、空しいんですよね。
そりゃ、そうです。
だって、気晴らしなんですから。
これら気晴らし主体の活動は、どう考えたって、「ただ・・・ やるべきことをやる」ことではない。
下の絵は、「大きな石=緊急ではないが、重要なもの」について、娘・息子と話し、考え方を深掘りした絵です。
どれも、気晴らしでできる活動ではない。
根気がいり、継続性が必要で、日々積み上げていかなくてはならない活動です。
本気でやるとなると、意思が必要になってくる。
だから、人はこのことを避けたい。意思を使いたくない。惰性でできるものをしようとする。
重要かつ緊急性のない活動って、最初の一歩目がとても重いんですよね。
ですから、「ただ・・・ やるべきことをやる」には習慣化してしまう、ことが必要になってくる。
とても重い最初の一歩目を軽くすることが、習慣化であると言えます。
習慣化についてはこちら。
まとめ


おすすめ本
進撃の巨人(24)です。
「ただ…やるべきことをやる。」が、2回も出てきます。
<シーン1>
エレン「…ライナー どうやったら…そうなれる
お前や…ミカサみたいになるには… どうやったら…
このままじゃ… ジャンの…言う通りだ
オレは…何にも果たせねぇまま… 終わっちまう。」ライナー「ただ… やるべきことをやる ただ進み続ける それしかねぇだろ。」
<シーン2>
ガビ「今さらあんたが 私の比較対象になるわけない
私は戦果を挙げて 祖国に貢献したんだから。」ファルコ「…そうだな でも軍はまだヨロイの後継者を発表してない
進撃の巨人(24)より
その日が来るまで オレは やることをただやるだけだ。」
進撃の巨人については、他の記事あり。
こちらもどうぞ。
もう一冊!
またまた「かがみの孤城」です。
東条さん、中学生にして、”大きな石”を知っています。素晴らしい。(`・∀・´)
「バカにしてたのは……たぶん、本当だし」
かがみの孤城より
「うん」
その気持ちはこころにもよくわかった。こころも真田美織をバカにしている。それで何がいけないのか。許さない、と今でも思っている。こころが頷いたのを確認して、東条さんがまた笑った。
「でもそういうのって、先生たちにとってもきっとよくないことなんだよね。イダ先に呼び出されて言われた。---東条は大人びてるから、きっと他の子たちのことが低く見える時もあるかもしれないけど、みんな、一生懸命東条と仲良くしようとしててどーのこーの」
「どーのこーのって」
こころが驚いて言うと、東条さんの目が悪戯っ子みたいに輝いた。「だって、興味ないし」と呟く東条さんは、前に話していた頃よりずっと物言いがすっきりしていて、かっこよく見えた。
「低く見えるのなんて当たり前じゃん。あの子たち、恋愛とか、目の前のことしか見えていないんだもん。クラスの中じゃ中心かもしれないけど成績も悪いし、きっとろくな人生送らないよ。十年後、どっちが上にいると思ってんだよって感じ」
東条さんの言い方は、苛烈で、辛辣だった。こころは目を見開く。この子が真田美織の悪口を、こころと同じテンションで思っていたなんて知らなかった。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません