被害者意識はヤバい。ダークサイドに引きずりこまれないようにする!
この事件、衝撃でしたよね。
正直ここまでやるか… って思った方がほとんどではないでしょうか。
実は、放火した容疑者当人も、被害がここまで広がるなんて思ってなかったみたいです。
実際、自ら火だるまになっているし…。(´・ω・a)
この人、ヒマだったから、こんなことができたのでしょうか?
当然、ヒマがないとできないでしょう。
だって、学生・社会人・主婦の方々は、日々の生活でいっぱいですし、勉強・仕事・家事に追われっぱなしですから。
わざわざ埼玉から京都に移動し、恨みを抱いた会社にガソリンまいて放火… なんてとてもできません。
…で、この事件の容疑者の動機ですが、「京アニが自分の小説を盗んだ」から、だそうです。
真実は不明ですが、どっちにしろ、被害者意識から来ています。
要は
自分は被害者だ → 悪いのは京アニだ → 悪は危険だ → オレが正義の名の下、悪に鉄槌を下す!
という流れで、その結果どうなるかも考えず、手を下しちゃっています。
結果、世界を騒がせた歴史的な犯罪とあいなりました。(-_-;
被害者意識ですが、これマジでヤバいですよ。
この被害者意識を確実に取り除かないと、人生必ず詰みます… ほんと要注意です。
なぜ被害者意識はヤバいのか
なぜ、被害者意識がヤバいのでしょうか?
それはズバリ、この被害者意識に取り憑かれると、他人や組織、社会を恨んで嫉妬し、何も生産的な行動をしなくなるから。
つまり、ヤケクソになって、ダークサイドに落ちちゃうのです。(((( ;゜Д゜)))
ボクは悪くない… 社会・組織・他人や家族が悪い。
だから、ボクは救われるべきだ… それが正しいし、真実なんだ、と。
これが被害者意識です。
問題の解決を、自分ではなく、社会・組織・他人や家族などがしてくれる、と妄想しています。
そして、自分では、何一つ行動しなくなる。
唯一の行動があるとすれば、飲み・食い・排泄・寝るという生存のための行動と、ボクは被害者、という証拠集めのみ。
ボクは被害者なんですよ、という証拠を集めてどうするのでしょうか?
仮にブログに公開したとしても、そんなの、みんな無関心ですよ。
ぶっちゃけ、人は、自分のことで精一杯ですから。
自分以外の他人が被害者である証拠なんて、まったく興味ありません…。(´・ω・`)
ですから、被害者意識を伴うネガティブな行動は、ムダ、かつ意味もない… のです。
被害者意識からくる証拠集めはキリがない
被害者意識を持っているだけで、あなたの大切な時間がどんどん浪費されてしまいます。
だって、その被害者であるという正当な理由がほしくて、証拠集めに奔走することになるのですから。
客観的に見ると、確証バイアスにハマっちゃっている状態です。
確証バイアス(かくしょうバイアス、英: confirmation bias)とは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている。
ウィキペディアより
実際に被害に遭っていようがいまいが、被害者意識を持ち、その証拠を集めだしたら、おそらく止まらないです… キリがないんですよ。
ボクの弟が、この状態です。
どっかの建築会社に就職して、中間管理職になって、上司と現場の板挟みに合い、最後は人間不信に陥って、現在までずーっとひきこもり… とても悲惨な人生を送っております。
来年はいよいよ 50 歳ですよ。┐(´~`)┌
インターネットで政治家や有名人、はたまた金融機関や宗教団体の不正をひたすら調べています。
こんな不正のはびこる世の中だから、オレがひどい目に合っている、と。
弟がひきこもる大義名分はこれ… つまり、被害者意識なんです。
要は、社会や周りがよくならない限り、働いてもムダだと言うんです、彼。
この状態で、早や、数十年。
残念ながら、現実は単なるネット中毒患者です。
このすさんだ生活を続けた結果、まっとうな人間の会話もできなくなっちゃいました。(><)
まぁ、今は直接、迷惑かかってないからいいんですけど… おふくろ死んだらヤバいな。
ですんで、以下のとおりにします、はい。
不平・不満もやめたほうがいい
不平・不満もやめたほうがいいです。
だって、これらが高じたら、結局、被害者意識になっちゃいますから。
「私は悪くない症候群」なんてモノもあり、びっくりです。( ̄□ ̄;)
この人たち、被害者意識をうまく利用して、アグレッシブに他人を攻撃しています。
たち悪いな、こりゃ…。(-_-;
「そもそも…」が、口癖になっていたら要注意です。
こーゆー人たちのように、ならないよう、気をつける必要ありです。
不平・不満・被害者意識に気づく
これ、難しいですね。
だって、被害者意識を持ってしまうと、考え方が偏ってしまい、客観的な判断ができなくなるから。
他人や家族に指摘されても、逆ギレしてしまう… 我が弟のように。
だけど、なんとかして、自ら気づくしかない… です。
そう、メタ認知を使うのです。
メタ認知(英:Metacognition)とは、「メタ(高次の)」という言葉が指すように、自己の認知のあり方に対して、それをさらに認知することである。メタ認知という概念の定義やその活動は分野によって様々であるが、心理療法や認知カウンセリングをはじめ、ものごとや経験に対して正しい理解を行えているかなど、自分の認知行動を正しく知る上で必要な思考のありかたを指すことが一般的である。
ウィキペディアより
メタ認知とは、自分の今の心理状態や行動を、他人が見るように客観的に認識することです。
今の自分の心の状態や感情を、自分で観察します。
幽体離脱している自分が、自分を眺めているようなイメージです。
このメタ認知を使うことで、例えば
会社でイヤなことがあった → 自暴自棄になっている → 会社を辞めようとしている
と、自分の心理状態を認識します。
そして、それをインプットとして
イヤなことがあっても、明日も必ず起こるわけじゃない → 会社を辞めたら、生活に困ってしまう
と、冷静に考えられるようにするのです。
そう、このメタ認知のスキルがあれば、いきなり京都に行って、ガソリンまいて放火なんてことにはなりません。
不平・不満・被害者意識をやめる
メタ認知を総動員し、不平・不満・被害者意識に気づくことができたら、次はそれらをやめます。
冷静になり、こんな非生産的なことで時間を浪費するのはもったいない、と思うのです。
そうすれば、被害者意識から抜け出せ、本来自分のやるべきことを考えられるようになります。
そして、自ら動き出します。
インサイド・アウトです。
これ、 7 つの習慣の第 1 の習慣です!
こうなれば、周りのくだらない情報に振り回されなくなり、自分の人生を自ら切り開けるようになります。
そして、以下を問い、自ら主体的に行動するようにするといいです。
- 自分のしたいことをして生きているか
- 常に受け身で、得た情報に対して批判し、オレだったらこんなことしない、とか言って、結局何もしなかったりしていないか
- 今日、今ここで、やるべき仕事や勉強やらず、明日からやろうと言って、遊んだり寝ちゃったりしていないか
上策は、すぐ忘れること。そして…
おさらいになります。
被害者意識は、意識して考えるだけ時間のムダです。
さらに、何か被害を受けて、怒ってもまったくムダです。
だって、考えようが怒ろうが、一度起こってしまった被害はリセットできないからです。
そして、考えようが怒ろうが、一度起こってしまった被害はほとんど賠償されません。
仮に賠償されたとしても、とてつもなく時間がかかり、その時間的ロスはばかになりません。
ですから、上策は、何か被害を受けたら、すぐ忘れるのがベター。
どうしても忘れられないなら、メタ認知を総動員し、なんとか前向きに考える。
そして、ただ… やるべきことをやる、です。
これらを実行することで、非生産的な考えや怒ることをやめるので、時間の節約になります。
また、本来自分のやるべきことに向き合い、それを実行することで、生産的な活動に時間を割けます。
ただ… やるべきことをやる、についてはこちら。
まとめ
おすすめ本
被害者意識といえば、まずこの本です。
ってゆうか、実際に被害にあっている人たちがたくさん出てきます。
周りのみんなも、自分も被害者… 主人公カンディードはどうすべきか、最後に決断します。
プリズンスクール( 28 )です。
ゆるふわ空手女子で、おぼこな花さんが大活躍します。
花さんファンにはたまりません… ヒロイン千代ちゃんは… 被害者ですね。(^^;
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